タンデム自転車について
平成30年4月1日より、滋賀県でもタンデム自転車の2人乗りが規制緩和され、一般公道を走行することが可能となりました。
そこで、タンデム自転車について、その特徴や走行する際の注意点、交通ルールを紹介します。
また、レンタサイクルやイベント等で使用される際に参考としていただきたい注意事項やマニュアル等をダウンロードしていただけます。
タンデム自転車って?
複数人が前後に並んで、同時に駆動することができる自転車です。視覚障害の方々の移動手段として使用や、観光地では親子で、カップルで友達同士で会話を楽しみながら地域をめぐったり、いつもと違った楽しみ方をしていただける自転車です。
滋賀県ではタンデム自転車の乗車定員が2人までです。
タンデム自転車の特徴
①一般な自転車と交通ルールが異なる場合があります。
②一般的な自転車と比べて車長が長くなるので小回りが利かないなど運転感覚が異なります。
③二人でこぐので速度が出やすく注意が必要です。
走行する際の注意点
①ヘルメットをかぶりましょう。
パイロット(前に乗る人)、ストーカー(後ろに乗る人)とも、ヘルメットをかぶりましょう。
②自転車を確認しましょう。
ブレーキ、タイヤの空気圧、変速機に故障がないか、サドルの高さがあっているか確認しましょう。
③走る前に練習しましょう。
はじめて乗る場合は1人でまず乗ってみましょう。タンデム自転車の扱いに慣れてから二人乗りで乗るようにしましょう。
ある程度感覚がつかめたら、安全な場所で二人で運転の練習をしましょう。
④走行中はコミュニケーションをとりましょう。
発進・停止・曲がるときは、前後でしっかりコミュニケーションをとってください。
さあ、公道を走行してみましょう
タンデム自転車は道路交通法上、普通自転車と同じ軽車両に分類されますが、交通ルールが普通自転車とは異なりますので、注意が必要です。
しっかりと交通ルールをマスターして、安全に走行しましょう。
①歩道は通行できません。
歩道や自転車歩行者道は走行できません。車道左側を走行してください。
②「自転車を除く」の補助標識は適用されません。
進入禁止や一方通行等の規制標識に「自転車を除く」という補助標識があっても、タンデム自転車は除かれません。
③交差点で右折する時は二段階右折。
タンデム自転車で右折する時は、2段階右折をしてください。信号は歩行者用信号ではなく車両用信号、または歩行者・自転車専用信号に従ってください。
④安全なルートを選択しましょう。
タンデム自転車で走行するルートは、見通しが良く交通量が少ない道路や、自転車歩行者専用道路を選び、極力勾配の大きな坂道を避け、なるべく平坦なルートを選択しましょう。
レンタサイクルやイベント等で使用される場合は
利用者の方に安全にタンデム自転車を利用していただくためにも、レンタサイクルやイベント等で使用される際に参考としていただきたい注意事項やマニュアル等を整理しております。こちらからダウンロードしてください。