自転車トラブルの予防・解決ガイド
困ったときには!? 自転車トラブルの予防と解決のために
トラブル解決その1
事故にあったときはどうしたらいい?
けが人がいるときは、急いで救急車(119番)を呼んで、手当しよう。
歩道などの安全な場所に、自転車を邪魔にならないよう移動させよう。
現場をよく確認し、けが人の数やけがの程度などを警察(110番)へ連絡しよう。
事故の相手の名前、住所、連絡先などを確認しよう。
- 交通事故を起こした場合、その当事者は警察へ報告(110番通報)することが法律(道路交通法)で定められています。
- そのときにはけががなくて大丈夫だと思っても、後から体に不調が現れる場合もあります。保険の支払を求める場合、警察に事故を届けていなければ必要な書類がもらえません。事故のときは必ず警察へ連絡しましょう。
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家族や保護者などの緊急連絡先を言えるようにしておきましょう。それを記した緊急連絡先カード(エマージェンシーカード)を持っているとよいでしょう。
参考:シマノ 緊急連絡先カード(pdf) - 自転車を買うときに行う防犯登録は、自転車の盗難に備えるだけでなく、事故の場合などに自転車の所有者を特定するためにも大切です。持ち主や住所が変わった場合は自転車店で変更ができるので、忘れずに手続きしましょう。
トラブル解決その2
自転車がおかしくなったときは、どうしたらいい?
まずは周囲の人に相談しましょう
くわしい人が対処方法を教えてくれたり、時には直してくれたりする場合もあります。
普段から自転車のことを相談したり、修理の際に対応してもらったりしている顔見知りの自転車店があると安心です。
お店によっては、壊れて使えなくなった自転車の引き取りサービスをしているところもあります。
急なトラブルには、青いのぼりが目印の「ビワイチサイクルサポートステーション」で空気入れや工具などを借りることができます。
パンクかな?
一般的なシティサイクル(いわゆるママチャリ)、通学用自転車のタイヤは、「英式(イギリス式)バルブ」を使用しています。タイヤの空気が抜けてきたら、まずは英式バルブの金属ねじを外し、中の虫ゴムがだめになっていないか確認しましょう。
バルブの芯の金属のふくらんだ部分まで、丈夫なゴムがしっかりかぶさっているなら問題なし。ふちがぼろぼろになっていたり、穴が空いていたり、ちぎれていたりするようなら、虫ゴムを交換しましょう。虫ゴムはきれいなのに、一晩で空気が抜けるようなら、パンクを疑ってみましょう。
英式バルブのタイヤの空気の入れ具合(空気圧)は、縦方向に親指でタイヤを押して、かすかにへこむかどうかくらいの固さに調整するといいでしょう。
自転車は、いい運動になって、自分の力だけで遠くまで出かけることができる、すてきな乗り物。
お気に入りの自転車に、正しく、大事に乗って、自転車ライフを楽しもう!